*『読書をするために電車旅に出る』

  読書をするために電車旅に出る。

そんな記事を読んだ。電車旅は読書に最適、全く同感だ。電車旅は気が向いた時に景色を見て、暇な時は読書して、そして眠たい時に寝る。これがバイクツ-でも、車ドライブでも、そして自宅にいるときでさえなかなかできない。(バス旅でも読書するんだが、下手すると酔うんだよね・・・)
 かつて物好きな友人と鉄旅四国一周したとき、(つきあってくれた理由を)「夏は電車の中は涼しいから」と言ってくれた。そして特急電車の中、2人黙々と読書をしたり、沿線の景色に感動したものだ(だがそれは私だけで、友人は夕方からは缶チューハイを開けているのだ)。
 実はまだ成田線を完全に乗り潰していない。武蔵野線も、あのディズニーランドの方に行くのができてからの、ホンのちょっとを乗りつぶしていない。東京近郊区間の特例で乗りつぶしたいところだ。(GWにできなかったのは膝のせい。膝次第。駅はまだまだ障害者に優しくない、と最近気付いたぞ)

*『NHKスペシャル、遺伝子』


NHKスペシャル 人体II 遺伝子(1)あなたの中の宝物“トレジャーDNA” new


 この番組を見て、遺伝子やっぱハンパねえ、そう思った人ばかりだろう(但しそれほど見ていないと思うが)。前回、遺伝子だけで、その人物がどんな顔か、CGで描くと言うのがあって、それが本当にそっくりなんだ。うり二つ。この技術を犯罪捜査に適用する動きがあるとか。そんなにすごいのなら個人的にできないのだろうか?
 一昔前は多額で期間もかかった遺伝子検査だが、いまや1日あればできるという。ああやってみたい! ググれば『MYCODE』なるものが29800円(税別)でやれるという。これを試しにやった人が、自分の結果をスゴイことにネットにあげている(2015年、GO羽鳥さん)
 このデ-タをガン保険の会社がゲットしたら恐いと思う。保険業者が引き受けたのなら、がん発症確率が低いわけだし、引き受けなかったら死亡フラグ、ってことでしょ? ちなみに『MYCODE』では85歳まで生きる可能性については、一応見る覚悟があるか確かめるらしい。85歳か、微妙だなぁ。

*『デス・ウィッシュ』

  ブル-ス・ウィリス一時期大流行で銃打ちまくりだった。REDあたりから、もう還暦ね! って感じに追いやられたけれど、今回は家族を大切する(この設定は珍しい)優秀な外科医師設定だったが、あまり不自然な感じはしなかった。
 物語は強盗に襲われ妻子が死傷。その復讐物語で、全米ライフル協会が泣いて喜ぶような話だった。あんなに安く簡単に売っているのか、アメリカでは。銃など撃ったことも無い外科医師が、ガンガン犯人達をブチ殺していく。ついつい、素手であちこち触っているので、「証拠」だらけじゃん!(実際、シカゴ警察は最終的に外科医師を疑うんだけれど) 一緒に借りた『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の方がリアリティあったなぁ。でも面白かったよ!

 

 

*『バッタを倒しにアフリカへ』

   前野ウルド浩太郎著 大学院出たけれど、教授のイスってそれほど空いていないから困った困った。院卒がブラック化して久しい。それなら無理して高校や大学など行かずにドカタや左官やって、苦しくなったらナマポ受けたた方がよくね? そんな声も地元から聞こえる。
 准教授・教授になるためには「論文」出してナンボ。これも聞いたことがある。その辺の裏話をじっくり聞けるのが本著の一番の長所である。
 私はてっきりアフリカに大発生する蝗の大群を完膚なきまでに皆殺しするスト-リィと思って読み進むがさにあらず。そもそもほとんどバッタに出会えていない(著者がアフリカを訪れた時は雨季が無く、それゆえ緑が育たず、蝗が発生せず、ってからくり)。最後の最後に蝗が現れるんだが、著者が撲滅のために何をしたかは全く不明、著者の続編に(恐らく論文にするがゆえに、単行本・新書では著すことができないと好意的に考えた)載るらしい。それなら安心だ。地球上に蝗の大群はもう二度と発生しないのかもしれない(そんな事は無い!)。
 著者は蠍に噛まれたり、ハリネズミと共にノミに数カ所刺されながらもアフリカに留まって研究を重ねた。大した研究にはとても思えないのだけれど、それで京都大学から准教授のイスをゲットする件は、大学院を知らぬ我が身にはとても参考になった。願わくば若者も本著を読み、研究者になる道を模索されたし!!

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 

*『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

 

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ [DVD]

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ [DVD]

 

 


 うむ、メキシカンな雰囲気に圧倒される。メキシコパワ-すごいぞ! そもそも本作が『ボーダーライン』の続編だと知らなかった。今さらだが観てみたい。観るきっかけはベネチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリン。特にジョシュよりデル・トロ。だいぶくたびれてきてはいるが、良い味を出している。
 スト-リィは重厚、ラストシーンがどうなるのかハラハラした。音楽も珍しく印象に残るものだった。軍隊とかCIAとかは、きっとこういう事しているんだろうな。そしてやはりメキシコ恐いぞ。親友が矢鱈メキシコ好きで数年に一度は出かけている。先日は知り合いを連れてツア-に出かけていたぞ。大丈夫なのか、麻薬カルテルと賄賂にまみれた警察は・・・?
 メキシコ不法移民もカルテルの財源になっているって、イヤな話だな。中国でもベトナムでも、違法移民には必ずこういうゲス野郎がついているんだな。それこそNPO組織で、なんとかならないのかな。

*『10連休はタナ障害で台無し』

f:id:metoo7s:20190506160738j:plain


 痛い痛い。でも、病院もお休み。どこにも行けず、最終日ナイタ-を見に神宮球場に行った。10連休唯一のレジャ-になった。乗換駅の階段が鬼門のため、バイクで都内ツ-リングだ。楽しいけれど、白馬の王子が恐い恐い。シグナルごとに360度チェック。『レッドオクト-バを追え!』でロシア艦が「イワンのバカ」をやるように。
 さて試合、知らない若手がバンバン出てくる。ヒッティングマ-チがわからんぞ!(笑) たまにPHで古株が出てくると、元気よく歌って応援できるんだが(爆)
 球場ってほぼ階段だらけで、膝が悪化した。そして風が強くて寒かった。これじゃあビ-ル背負ってるお姉さんも、売れなくて可哀相だなぁって思ったよ。帰りはいつもの勤務帰りのおっさんらのシグナルレ-スがいなくて淋しかったなぁ。

*『いつも2人で』(オードリー・ヘプバーン)


 オードリー・ヘプバーン好きなので観るようにしているが本作は知らないでここまで来た。まぁ10連休なので観ることにしたわけだが、アイラインの濃いこと。彼女はナチュラルメイクが美しいと思っているのは私だけ? 素朴さがまず一番だと思うのだが、まあ本作37歳か38歳頃の作品。新婚サンには無理がある。(劇中「Are you green Virgin?  Yes」みたいなセリフがあって、何だかなぁ)
 映画は出会った頃のフランス貧乏旅行と、子どもも産まれ若干倦怠期を迎えた今とを、シンクロさせながらあっちこっちを旅する所謂ロ-ドム-ビ-である。
 特に貧乏旅行の時はヒッチハイクで旅しているのだが、その2人のそばを通過するベンツに、現代の2人が乗っているなど、一見お洒落な作りになっている。オ-プニングも「フランス映画か?」と思うようなおしゃれな感じだ(ちょっと「Catch me if you can」に似ているかな?)。
 基本オードリー・ヘプバーンと亭主役のアルバートフィーニーの関係(恋人同士のイチャイチャやおふざけ、嫉妬、口げんか、罵り合い、浮気)などが延々と続くのだ。そしてこれでもどうだ! ってくらいに仲直りのキスをしまくる。色んな解釈はあるのだろうが、そんなもの2時間も見せられるのは、何だかなぁ。もう二度と観ないだろうなぁ、と思ってエンドクレジットみていれば、ジャクリ-ン・ビセットの名が。ざっと観直して見れば、合唱団で水疱瘡に罹らなかった一番美しいお姉さんがジャクリ-ン・ビセット。悲しいけれど、新旧交代の予感を感じさせる映画でもあったんだね。