*『夜よ 鼠たちのために』(連城三紀彦)

復刊希望! の文字が表紙にあるのを見逃してた。結構古い作品を間違って手にしてしまった。こうしてパソコンで打っていると(連城三紀彦)としっかり出てくるので、有名な人なんだなぁ、なんて思う。
 短編ミステリーで、「二つの顔」なんてよくできている。普段読んでいる作家とは違うテイストだ。ところでこの10年くらいの科学の進歩はすごくて、「携帯電話」や「防犯カメラ」「DNA鑑定」、この3つだけでも以前のミステリー傑作を台無しにしてしまうくらい、威力がある。この3つをものともしない作品はスゴいな。
 鉄道旅で、どうしようもないくらい時間がある。そんなときはスマホより読書だな、やっぱ。

 

夜よ鼠たちのために (新潮文庫)

夜よ鼠たちのために (新潮文庫)

  • 作者:連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/04
  • メディア: 文庫