*『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)

 

 

 

(読んだことあったっけ?) 最後の「シドニーのグリーン・ストリート」は確かにある。それ以外は自信が無い(本棚にも無い)。
 全7編の短編集。冒頭に「最初4編が『1973年のピンボール』発表後、残り3編が『羊をめぐる冒険』の後に書かれた」と本人が書いている。正直残り3編の方が、春樹ワールド全開で良い。知り合いの文学部国文科出身者は、この作品のようなわけの分からない所が大嫌いなんだろう、きっと。
 『羊~』が特に好きな作品なので、羊男が出てくると密かにワクワクしてしまう。最近は出てこなくて淋しいのだけれど。